工業高校卒の土方作業員が公認会計士を目指してみた
どうも、シューマンです。
今回は僕が実際に使っていた市販の教材を紹介します。
まずはこちら
2022年度版 公認会計士試験 短答式試験 過去問題集 [ TAC株式会社(公認会計士講座) ] 価格:3,080円 |
必須ではないものの短答式に数回チャレンジしても思うように点数が取れない方にはぜひ使ってほしい教材です。
本試験では何が問われているのか?
どのように問われているのか?
時間配分は?
など意識しながら使ってみるといいと思います。
ただし全部を解いている時間はないと思いますので、答えを見ながら読み進めていくのがいいと思います。
公認会計士試験に挑戦する前に必ず見てください!
誰でも受かることができるのか?
結論、できます!
これは実際に勉強から無縁の土方作業員だった僕の経験から感じた感想ですので、同じ境遇や近い境遇のひとは参考になるとおもいますよ( ´∀` )
僕自身は27歳のときに建設会社を退職し、一年間公認会計士の試験勉強をしてきました。結果的に短答式試験に受からず落ちてしまったのですがその時は合格ボーダー72%のところ自己採点69%で落ちました。
落ちたくせに誰でも受かると言い切れるのはなぜか?
それはこれを満たせば受かるという要素を発見したからです。
それがこちら
-
時間
-
お金
-
やる気
当たり前じゃない?
なんて思われた方も多いと思いますが、ようはこれを見誤るから試験に落ちるんです!私も挑戦する直後にこれを見誤り、一年後落ちてしまいました。
一つ一つ解説しようと思います
1、時間
大手予備校の合格までの目安時間はご存じの方も多いと思いますが、だいたい3000時間~4000時間なんて書いているところが多いです。
実際の僕が3%足りずに短答式試験を落ちた時の総勉強時間は6000時間でした。(働きながら勉強した時間も含む)
どうでしょう?予想より多かったでしょうか?
僕は公認会計士の勉強を始める前にどれくらい勉強時間が取れるかを計算しました。短答式までに6000時間、論文に4000時間、計10000時間の時間を確保できそうだと計画しました。
しかし短答式の勉強時間を少し見誤った結果落ちてしまいました。
負け惜しみにはなってしまうのですが、試験本番大きく落ち込んだ財務諸表論では二択まで絞り込んだ問題が5問ありそれが全問はずれていました。
確立で見れば少なくともそのうち2問は当たり、合格ボーダー72%に届いていました。
つまり何が言いたいかというと、圧倒的な点数を取れなければ落ちる可能性があるということです。
逆に言うと僕の場合は短答式試験に7000時間かければほぼほぼ受かるだろうと結論づけることができます。
2,お金
当たり前ですが専念期間の一年間貯金を取りくずしながらの生活でした。
勉強期間中、もし働いていると仮定した場合の機会損失は僕の場合1年間で約600万円でした(年収500万+予備校や教材代100万)
極端な話5年間無職でいられるお金があれば、合格に必要な時間はゆとりをもって確保できる計算になりますね。
仮に一日8時間勉強したとして週1日は完全オフだとしても年間310日は確保できます。
1日8時間×310日=年間2480時間
2480時間×5年間=12400時間
無職期間5年間を確保できる人は、時間的な観点から言えばほぼ100%受かるといえます。
3,やる気
当たり前ですがこれがないと100%受かりません。どれだけ時間とお金を確保しても「絶対に受かってやる!」という根性がなければ受かりません。
私の場合は、妻と子供二人がいる中で、家事もできるだけこなし、家族との時間もできるだけ作るようにしてやってきました。
それでもある程度の時間を確保できたのは、やる気の問題だと思っています。
やる気で時間やお金をある程度カバーできる部分はあると思いますが、必要最低限の時間を確保できなければ、絶対に受かりません。
まとめ
前述したとおり時間とお金とやる気があれば受かる試験であるといえます。
もちろん細かく言えば勉強法などもありますが、やる気がある人はそういうのも確立できるという前提で、やる気の部分に含まれています。
僕は勉強慣れするところからであったこと、親の援助も受けれない状態であったこと、頭もいいほうではなかったことなど、資格試験にチャレンジするうえで最低ラインの条件でしたので、結果的に
6000時間強×600万円×やる気120%=69%で落ちました
この試験の難しいところは、時間、お金、やる気の3つの要素の合格に必要な量がひとそれぞれ違うということです。
ですのでこの見積りさえしっかりできれば誰でも受かる試験であると僕は思っております。
この見積りをしっかりせずに挑戦した場合、人生の大事な数年間と貴重なお金をむだにしてしまう可能性が高いです。
僕はこの試験の地獄の部分を見ていますので、気軽に挑戦したほうがいいとは言えないですが、自分に120%のやる気があるのであれば、時間とお金をしっかり熟慮したうえで、ぜひチャレンジしてほしいと思います!
転職エージェントは使ったほうがいいのか?【実体験】
結論 使わないほうがよい!
※あくまで一個人が使ってみた感想です
私は建設業界から会計業界に28歳でキャリアチェンジいたしました。
高卒の私は、面接経験1回のみ。ほぼ面接童貞の状態でさすがにエージェントを使わないのは不安でしたので、リクナビエージェントやDODAを活用しました。
最初にエージェントなんて使わないほうが良いなんて言っておきながらなんですが、いろいろ質問できるのは助かりますね( ´∀` )
ここでエージェントのメリットのについて書いていきます。
エージェントを使うメリット
- 気軽にわからないことを相談できる
- 履歴書、職務経歴書をWebで作成できるので簡単かつ費用が掛からない
- いいずらい年収の交渉をしてくれる
などがあるかなと思っております。
ただいいところに関しては、調べればすぐわかるかなと思うので今回は実際にあったデメリット部分にフォーカスして書いていきたいと思います。
エージェントを使うデメリット
- 社内選考と企業選考がある
- 求人に乗ってる企業がすべてではない
- 直接応募のほうが有利な場合がある
- エージェントの忖度、独断、偏見がご多分にある
と結構あるんですね。
私は今回エージェント使ってかなり腹が立っているので、デメリットをとくに強調したいと思います。
1、社内選考と企業選考がある
中途採用というのは、書類選考の通過率が悪いことで知られています。
もちろん人にもよりますが、私の場合エージェント経由で15社に応募して面接に進んだ会社はたったの2社でした。
これを聞いて「自分に合ってる企業に応募したの?」「高望みしてるんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、応募要件に合致した未経験枠ですので決してそんなことはなかったです。
じゃあなんでこんなに書類選考の通過率が悪いのか?
これは後で調べてわかったことなんですが、どうやら社内選考と企業選考があるみたいなのです。
社内選考とは、エージェント会社での選考のことです。
企業選考とは実際に志望した企業の選考のことです。
つまりエージェントはまず応募者の書類選考を自社で行い、ある程度応募者を絞り込んだうえで企業のほうに書類を送るのです。
ですからここにエージェントの忖度が介入するわけですね。こちらに関しては後述します。
つまり志望度の高い企業にエージェント経由で応募しても、企業にも届いていない可能性があるということです。
その証拠にエージェントに見切りをつけたあとに直接企業に応募した結果、
10社中6社面接の機会をいただきました。
このギャップはちょっとクレーム入れるレベルですよね?
一生を左右する企業選びにエージェントの独断と偏見が混在した挙句、第一志望の会社に書類すら送ってないかもしれないなんて(# ゚Д゚)
2、求人に乗ってる企業がすべてではない
これはあたりまえはあたりまえなんですが、エージェントに登録した時点で、その転職サイトの求人をそのまま使って求人を検索するため、他の可能性を考えず、その中で決めようとしてしまうんですね。
あとはエージェントのおすすめ求人や面接に確実に進める求人なんかもありますね。
わたしは埼玉で仕事を探していましたが、エージェントに任せていたら気づいたら家から片道1時間30分かかる都内の企業の面接を受けていました。
そこで内定をいただき危なく入社するところでした(# ゚Д゚)
というのも埼玉の求人には10社以上応募しましたが、エージェントからすべて書類選考で落ちたとの連絡を、応募して2、3日で連絡が来たんですね。僕はてっきり埼玉の自宅付近の求人は全滅だと思い込んでいたんですが実はそうじゃなかったです。
僕はこの時Googleマップを使いました!
近所の会計事務所を調べたらざっと5,60件は出てきました。その中にはもちろん求人に載っていない企業ばかりで、個人の小さい事務所から割と5,60人規模の会社までありまだまだ選択肢があったことを知りました。
そこから気になる企業を調べて直接企業のHPから応募していきました。
3、直接応募のほうが有利な場合がある
これは採用コストの問題で、同じスペックで同じ時期に応募してきた人が2人いたとします。一人はエージェント経由、もう一人は直接応募してきたとします。この場合エージェント経由の時は、採用した応募者の年収のだいたい30%ほどをエージェントの報酬として支払わないといけないんですね。
であれば企業からしたら採用コストのかからない直接応募のほうを採用しようとなるわけです。
4,エージェントの忖度、独断、偏見がご多分にある
これまでの内容でおわかりいただけたと思うのですが、エージェントのノイズが自分の転職活動に入ってくるということが、多分にあるのです。
私は埼玉で職を探していた➡片道1時間30分の都内の企業をあっせんされる
第一志望の企業に応募した➡おそらく書類すら送ってもらえていない
会計事務所に入社したい ➡前職の建設業界の求人ばかり紹介される(年収ができるだけ高い企業のほうが仲介手数料を取れるから)
ざっとこれくらいはノイズがはいってくるわけです。
直接応募したときは、企業からのお断りの連絡も全部自分に来るので、書類選考の手応えというのも実感できますし、自分でスケジュールを組むので大変ではありますが、企業の雰囲気などもメールや電話で感じることができるため、私は直接応募一択でいいのではと考えております。
人生を大きく左右する企業選びはエージェントのおすすめではなく、周りの価値観ではなく、自分の頭で考えて決めることが大切なのではないでしょうか( ´∀` )
高卒から税理士へ
高卒の低学歴低収入の僕が難関資格といわれる税理士に挑戦
僕のスペック
- 高卒
- 建設業界に8年
- 28歳
- 会計業界未経験
- 簿記2級
- 妻子持ち(5歳と3歳の女の子)
このスペックでぎりぎり会計事務所から内定をもらいました。
都内の会計事務所ということあり、年収300万スタート
今年の12月までには必ず簿記一級に受かって来年の税理士試験で簿財二科目めざします!!
目標は5年で税理士になることだけど10年以上かかる覚悟で挑みます!!
同じ境遇のひと、近い境遇のひとがいればこんなやつでもできるんだから自分にできないわけがないと勇気をもってもらえればうれしいです!( ´∀` )