シューマンブログ

公認会計士、税理士試験を通じて有益な情報を発信していきます

公認会計士試験に挑戦する前に必ず見てください!

 

いまから公認会計士試験にチャレンジしようと思っている人向けの記事です。

 

 

誰でも受かることができるのか?

 

結論、できます!

これは実際に勉強から無縁の土方作業員だった僕の経験から感じた感想ですので、同じ境遇や近い境遇のひとは参考になるとおもいますよ( ´∀` )

僕自身は27歳のときに建設会社を退職し、一年間公認会計士の試験勉強をしてきました。結果的に短答式試験に受からず落ちてしまったのですがその時は合格ボーダー72%のところ自己採点69%で落ちました。

落ちたくせに誰でも受かると言い切れるのはなぜか?

それはこれを満たせば受かるという要素を発見したからです。

 

それがこちら

  1. 時間

  2. お金

  3. やる気

 

当たり前じゃない?

なんて思われた方も多いと思いますが、ようはこれを見誤るから試験に落ちるんです!私も挑戦する直後にこれを見誤り、一年後落ちてしまいました。

一つ一つ解説しようと思います

1、時間

大手予備校の合格までの目安時間はご存じの方も多いと思いますが、だいたい3000時間~4000時間なんて書いているところが多いです。

実際の僕が3%足りずに短答式試験を落ちた時の総勉強時間は6000時間でした。(働きながら勉強した時間も含む)

どうでしょう?予想より多かったでしょうか?

僕は公認会計士の勉強を始める前にどれくらい勉強時間が取れるかを計算しました。短答式までに6000時間、論文に4000時間、計10000時間の時間を確保できそうだと計画しました。

しかし短答式の勉強時間を少し見誤った結果落ちてしまいました。

負け惜しみにはなってしまうのですが、試験本番大きく落ち込んだ財務諸表論では二択まで絞り込んだ問題が5問ありそれが全問はずれていました。

確立で見れば少なくともそのうち2問は当たり、合格ボーダー72%に届いていました。

つまり何が言いたいかというと、圧倒的な点数を取れなければ落ちる可能性があるということです。

逆に言うと僕の場合は短答式試験に7000時間かければほぼほぼ受かるだろうと結論づけることができます。

 

2,お金

当たり前ですが専念期間の一年間貯金を取りくずしながらの生活でした。

勉強期間中、もし働いていると仮定した場合の機会損失は僕の場合1年間で約600万円でした(年収500万+予備校や教材代100万)

極端な話5年間無職でいられるお金があれば、合格に必要な時間はゆとりをもって確保できる計算になりますね。

仮に一日8時間勉強したとして週1日は完全オフだとしても年間310日は確保できます。

1日8時間×310日=年間2480時間

2480時間×5年間=12400時間

 

無職期間5年間を確保できる人は、時間的な観点から言えばほぼ100%受かるといえます。

 

3,やる気

当たり前ですがこれがないと100%受かりません。どれだけ時間とお金を確保しても「絶対に受かってやる!」という根性がなければ受かりません。

私の場合は、妻と子供二人がいる中で、家事もできるだけこなし、家族との時間もできるだけ作るようにしてやってきました。

それでもある程度の時間を確保できたのは、やる気の問題だと思っています。

やる気で時間やお金をある程度カバーできる部分はあると思いますが、必要最低限の時間を確保できなければ、絶対に受かりません。

 

まとめ

前述したとおり時間お金やる気があれば受かる試験であるといえます。

もちろん細かく言えば勉強法などもありますが、やる気がある人はそういうのも確立できるという前提で、やる気の部分に含まれています。

僕は勉強慣れするところからであったこと、親の援助も受けれない状態であったこと、頭もいいほうではなかったことなど、資格試験にチャレンジするうえで最低ラインの条件でしたので、結果的に

6000時間強×600万円×やる気120%=69%で落ちました

この試験の難しいところは、時間、お金、やる気の3つの要素の合格に必要な量がひとそれぞれ違うということです。

ですのでこの見積りさえしっかりできれば誰でも受かる試験であると僕は思っております。

この見積りをしっかりせずに挑戦した場合、人生の大事な数年間と貴重なお金をむだにしてしまう可能性が高いです。

僕はこの試験の地獄の部分を見ていますので、気軽に挑戦したほうがいいとは言えないですが、自分に120%のやる気があるのであれば、時間とお金をしっかり熟慮したうえで、ぜひチャレンジしてほしいと思います!